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2013/12/12

ポコラートと植田正治

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昨日は打ち合わせの合間に展覧会をふたつ。
ひとつは3331 Arts Chiyodaで「ポコラート全国公募展」。
障がいのある人、ない人が創りだしたアート作品、
去年初めて見て素晴らしかったので再び。
作為がまったくない、とても自由な作品たちは、無条件に心に迫ってくる。

もうひとつは東京ステーションギャラリーで植田正治の写真展。
先ほどの展覧会とは対象的で、
こちらはリアリズムこそ全てだった昭和のある時期の写真界において、
逆に計算し演出された写真を撮り続けた写真家。
削ぎ落とされたシンプルな構成、そこからなぜか感じる素朴感、
すべてがとても美しい。

何だがいろいろ考えさせられたふたつの展覧会でした。

>> ポコラート全国公募展
>> 東京ステーションギャラリーHP


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2012/04/07

種から苗をつくる

そして調べていくと、
ほとんどの種は畑にいきなり蒔くのでなく
育苗箱である程度まで苗を育ててから
畑に移した方がいいらしい。
有機栽培では農薬を使わないため
雑草や病害虫に負けない丈夫な苗をつくることが理由らしい。
育苗箱で育てるとなぜ強くなるか・・・
それはまだ知らない...w。

っということで私もトライしました。

育苗箱を作って種を蒔いたのは3月中旬。
それから約1週間・・・でも待てど待てど芽が出てこない。
気温が低すぎるのだろうか。

友人が言ってた事を思い出した。
なかなか発芽しないときは、
ポケットで温めるといいらしい。
小さく切った布で種をくるみ、
濡らしてジプロックに入れてポケットに入れる。
なんか卵を温めるニワトリになった気分だ。

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↑これがポケットから出てきたら、かなり怪しいw


本当だ、温度を保つと
品種ごとに徐々に発芽が始まる。

この状態で育苗箱に移していく。
種類によってはこれですぐに土から芽が出る。

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↑家のベランダの育苗箱。そう今はまだベランダが本拠地だ。

でもあれですね、種ってすごいな~って思いました。
あんな小さな粒の中に、すごくたくさんの情報とエネルギーを含んでいて。
なんか生命の不思議を感じる瞬間でした。


でも・・・モノによってはここまでやっても
いつになっても芽が出てこない。
もうなんだかよくわからないので、
気温があがるのをじっと待ってみる。

いやいや本当はじっと待っていない(笑)
昼間は太陽にあてて、夜は冷えるだろうから
ビニール袋に入れて温室状態にしてみたり・・・。
もう気になってずっとかまっています。


そしてこれまた聞く話によると
かまい過ぎもよくないらしい!?
種の方もずっと見られるとストレスがかかって
発芽しないというのだ。
真意はわからないけど、そんな事も無くはなさそう(笑)
 
 
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芽がしっかりでたら、こうやってポットに移す。
ポットに移すと、何故か芽がすぐに大きくなっていく。
そんなに早く根が伸びるわけ無いだろうに・・・不思議だ。
やっぱり生き物にはスペースが大切なのだろうか?


ってわけで続く・・・
 
 
2012/04/05

「野菜の種」の話

そもそもどうやって野菜を育てるのか
さっぱりわからなかった。

園芸屋に行って苗を買ってくればいいのか・・・
ぐらいで思っていたけど、
どうやらきちんと種から育てるのがいいらしい。

それが有機・無農薬なのか、どんな品種のモノなんか、
などなど、どんな環境で育ったモノなのか把握できるのが理由だ。


そして種にもいろいろあるらしい。

通常のスーパーなどで売られている野菜はF1種と呼ばれる種から作られ、
芽が出て収穫まで一代限りで終わってしまうらしい。
発芽時期や生育の安定した同一の品質を育てるのに向いてるものを
品種改良で作られた。これから種をとっても次の世代では同じように育たらないらしい。

異なる形質を持つ親をかけ合わせると、
第一の世代では優性だけが現れるメンデルの遺伝法則というのがある。
また第二世代では劣勢が現れるという特徴があるらしい。
そのシステムを使いよく育つ種を人工的につくった。


それに比べ在来種・固定種と呼ばれる種がある。
代々種から実をつけ種を採取して、
またその種が植えられ、また育って種が採られて・・・。
っと繰り返されてきた野菜。
その土地に気候や風土に順応して
強い野菜、虫が付き難く元気で美味しい野菜になる。


自分の畑も、せっかくなので、
そんな種から育ててみることにした。

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友人に教わったこんな所から種を仕入れてみました。
たねの森


ってわけで、初めての農業・・・続く。

2012/03/24

畑、始めました

近くの区民農園を借りて畑を始めました。

最近、農に対する興味が大きくなってきていて、
まずは経験でしょうと、お手軽なところから始めてみることに。

自分自身で作った美味しい野菜を食べられたら、
それは幸せでしょうというのもあるのですが、
それとは別に震災後大きくなった気持ちとして、
いままでの自分の生活を何かしら変えていく必要があるのではと
ぼやぼや考えています。

電気や便利そうな新しい技術に頼りすぎるあまり、
原発というコントロール不能なモノを私たちは生み出してしまった。

電気も使わないすべて自給自足の生活は僕にとって正しいとは思わないけど、
いままでの生活を何かしら改める必要はあるように思える。
そんな中で「農」に対する興味が膨らんでいった。

なんとなくよく言われる言葉として
「安全な食は自分の手で」とか「理想の田舎暮らし」とか・・・。
それはどうもしっくりこない。
どうも本人だけが気持ちいいだけで、
根本的な問題解決には成らなさそうだから...。

例えば自分が東京を離れ田舎の農村部に住むとしても、
何かしら地域の発展につながるような事や、
それが都市部で生活する人にとって何かしらの良いことになるような事を
将来的にはやっていきたいとも思っている。


まーいろいろ小難しい事をいいましたが、
とりあえずは家庭菜園なので・・・、
まずはおいしい野菜を育てたいと思います。

子供の時、じゃがいも掘りはしたことあるけど
それ以外では生まれて始めての農作業です。


でもやっぱり有機・無農薬でいきたいので
こんな本を参考にいろいろ進める。

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有機・無農薬でできるはじめての家庭菜園 / 金子美登


埼玉県小川町で長年有機農業を営んでいる人。
とても丁寧でわかりやすい。
 
 
借りた畑、約3x5mくらい。
どれくらいのものが作れるんだろう。
 
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まずはスコップで掘り起こす。


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ひと通り耕したら、土に堆肥を撒きます。


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わー何の薬撒いてるの?っとちょっとぎょっとする感じですが、
白いのはカキ殻原料の石灰。酸性の土を中和します。


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もう一度混ぜるように耕してこの日の作業終了。
ここから約2週間おいて土を育てます。

さて次は種から苗を作ります。
続く。


2012/01/14

「縁」について考える

昨日表参道で呑んでいて、帰るのに原宿駅まで歩いていた時のこと、
表参道ヒルズの向かいの車道に人が転がっていた。

高校の時、友人が酒に酔って道路で寝ていて、
車に惹かれ亡くした記憶がよみがえる。

慌てて近づくとおばさんだった。
意外とキレイな身なりをしてるけど、
コートは片方の腕しか通ってなく、靴も脱げている。
声をかけると特に怪我をしている様子もなく
ベロンベロンに酔っ払っていた。

こんな所に寝てたら車に惹かれるよと
無理やり起こすが、全然動こうとしない。
「もう、酔っ払っちゃって、すみません、すみません」と
そんな事だけ言ってる。

「昔、そうやって友達が車にひかれたんだ」と話すと、
少しだけシャンとしてようやく立ち上がり、
なんとか歩道まで連れてった。

タクシーを止めて乗せようとしたが、
家はすぐ近所だからというので
タクシーは断って行ってもらった。

彼女は歩道の電柱に抱きついて
ゆらゆら揺れている。

「ちゃんと帰んなよ」と言って
その場を後にした。


こっちも酔っ払ってたのに
一瞬で目が覚めた。

いろいろ考えてしまった。

彼女はあのまま道路に寝てたら車に惹かれてしまったんだろうか?

それとも何事もなく勝手に起きて家にかえったんだろうか?

でももしかしたら連れてった歩道で転んで
ガードレールに頭をぶつけて死んじゃってるかもとか・・・。


もちろんもう彼女には会うことはないし、
これから付き合いが始まる訳ではない。

昨晩のことをちょっとでも憶えていてくれて
今度は他の誰かにそんな事をすることがあったら、
ちょっとうれしいな~なんて思ってみたり...。


少なくても自分の中では、
すごく気持ちのいい感情が残っていた。
こんなときこんな気持になるんだなとあらためて思った。

自分にとって大切なコトは何か
気が付かせてくれた瞬間でもあった。


あそこであんな事に出会うこと。
なんだろう?
よくわからないけど
いろいろな「縁」について考えた出来事でした。