2011/12/17

日本のデザイン ---美意識がつくる未来/原研哉

日本のデザイン


知人に教えていただき読んでみました。

とても面白かったです。

平面的なデザインの話というより、
もっと広い意味でのデザインについて語られていく。

車の話から移動に関するデザインについて。
住まいのありかたについてのデザイン。
観光のありかたについてのデザイン・・・などなど。

本文中で著者が何度も言っている。
モノをつくるのではなく、
コトをつくっていくのが仕事だと。


日本人ならでは発想で、
人々が幸せに暮らしていくためのデザイン、
それが未来にとってよいものであること。

ただ個人の生活が豊かになるではなく
社会として豊かな生活を実現するために。
物質的でなく心にとっての豊かさを実現するために。

価値観が大きく変わった震災以後の文脈としても
合致している。


デザイナーだけでなく、
特にモノを作る人には読んで欲しい本です。









2011/12/01

2011年11月 いわきへ

写真 (1)


11月26日と27日、福島県いわき市に行ってきた。
最後に東北に行ったのは8月なので約3ヶ月ぶりになる。

被災地の最近の状況を見ていろいろと現地で話を聞きたい
と思ったのが一番の目的だ。

同行の友人が以前からお世話になっている
いわきのお宅を拠点に今回は動いた。

一日目は紹介していただいた久之浜のボランティアチーム「結(ユイ)」を訪ね、
津波で浸水し取り壊しになる家屋の家財出しを手伝う。

どのような状況で引越しされたか分からないが
かなりの家財道具が残されたままになっている。
それこそ神棚に預金通帳・・・。
屋内から運び出し、
貴重品・燃えるモノ・不燃・瓶缶など仕分けするまでが今回の仕事だ。
メンツも多かったので意外と短時間で作業は終わった。

久之浜のボランティアチーム「結(ユイ)」。
頼もしい若者の集団だ。
まったくの有志が、
津波で被害にあった街をどうにかできないかと集まり、
継続的にボランティアで作業を行なっている。
神社の社務所を拠点に、寝泊まりしている人もいるらしい。
聞けばメンバーの中には自分たちも被災者である人も多いと言う。
例えば漁業に携わっていた人も(福島県内の漁業はいまでも操業を停止している)。

夜はお世話になっているお宅で食事会を開催していただいた。
久之浜のボランティアチームのメンバー、
千葉から来ている他のボランティアチームのメンバー、
私達、そして家族の方々。
たくさんの人達と福島のこと支援の事などいろいろな話を出きたのは
とても有意義だった。
そして何よりもいろいろな繋がりが生まれたことが嬉しい。

二日目はいわき市内の避難されてる方が多数暮らす
集合住宅のイベントのお手伝いを。
避難して生活している方々の自治会が発足したのを記念してのイベントらしい。
自治体ができることにより、単に結束を深める事ばかりでなく、
全体でまとめた意見や陳情を役所に提出・交渉する機能も持てるようになるとの事。

ゆっくりであるが被災地の状況は
少しずつだけど良い方向に変わってきていると思えた。

これからもボランティアという形態だけでなく、
いろいろな形で協力できる事を考えていきたいと思う。