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2012/01/21

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ


 
 
遅ればせながら私も
「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」
を読みました。

グレイトフルデッド好きの私にとって、
とても楽しい本でした。

作者のふたりはコテコテのデッドヘッズ。
グレイトフルデッドに対する愛に満ちあふれていて
読んでる方もニコニコです。

本文中のデッドのエピソードは、
デッド好きにとっては既に知ってることがほとんどですが、
現在のマーケティングの話と照らしあわせて語られると
グレイトフルデッドに時代が追いついた的な
なんか優越感wみたいな感じで、
こちらもなんだか嬉しくなってきます。

ビジネス書的にみると
フリー」とか「シェア」の考え方に近いのかな。

でもこれは、けっしてデッドのマーケティング戦略を紹介してる本ではなく、
デッドがやってきたことを、
現代的マーケティングに当てはめて書かれてる本です。
そこらはお間違いなく。


装丁・デザインも楽しい。
「グレイトフルデッドのライブほど素晴らしいものはない」なんて、
1ページ全面にピンクの文字でデザインされてたりして
ファンとしてはこれまたニコニコです。


デッドがネットワークを大切にしてるみたいなくだり読みながら、
自分もデッドを好きになってから、ずいぶん友達増えたな・・・
なんて考えてました。

かりに自分のフェイスブックの友達がいま200人くらいになってるけど、
デッドを聞いてなかったら直接的でも間接的(友達の友達とか)でも
出会ってなかっただろう人を数えてみたら約160人!。おー8割も。
ありがたや、ありがたや。


Grateful Deadってちょっと興味あるけど、
なんかよくわからなくて・・・。
なんて人にとっての入り口としてもいい本かも。

 
>> グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

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2012/01/19

障がい者通所事業所「晴れる屋」へ

hareruya_logo.gif


火曜日、八王子にある障がい者通所事業所「晴れる屋」へ、
友人に連れていってもらい訪問した。

新年の餅つきと成人を祝う会が開かれるらしいとのことで
お手伝いに。

ここは友人のカズが以前定期的にお手伝いに来ていた施設で、
晴れる屋の代表の小林さんは私と同じくグレイトフルデッド好きで、
またハーレー乗りでもある。

このような施設では、成人した方を受け入れるところは少ないらしく、
そんな人達が学べて仕事をする環境を提供するために作られたとのこと。


午前中に晴れる屋に到着。

実は私自身、障がいをもった方々と接するのは初めてで、
最初はどうやってコミュニケーションとったらいいかわからず
ちょっと緊張気味だった。

そんな私にも晴れる屋のメンバーたちから
気さくに話しかけに来てくれる。

一緒に餅つきをしたり、一緒に盛り付けしたり・・・。
だんだん慣れてくると(私が)、
私の手をひいて音楽のかかってる部屋に連れていき、
一緒に踊ったり・・・。
逆にすっかり遊んでもらいました。

なんていうか感覚というか感性がすごく開いていて、
とてもシンプルに感じて、そして表現してるなと思った。

私たちの普段の生活では、
経験で考えて、物事をいつも同じ所に着地させたり、
このような人は嫌いだなーって最初から決めつけてみたり、
お金にならないなーとか、つまらなそうだなーとか、
やる前から下手な想像をしてみたり...。
たくさんの自分自身で作った束縛の中で思考してるなと。
そんなことを考えた。


っとあれこれ書いてみましたが、どうもまだ自分は、
彼らが違う世界の人間と思っているところがあるなー
と反省。

晴れる屋のHPの最初にこんな事が書いてありました。

=====

晴れる屋では障がいの有無に関わらず
「共に働き」ひとりの人間として同じ時間を過ごします。
そして「ひとりの人間」たちが集まって仲間をつくり、
共に生きていく「仲間づくりの場」でもあります。
自分たちが住んでいる地域に
「当り前に存在」し「当り前に生活する」場所として存在すること。
それが晴れる屋の目指すかたちです。


=====

そういうことですね。
私もあなたもひとりの人間として。

短い滞在時間でしたが、
とてもいい時間をすごさせて頂きました。


行ったことのある友人が
一度行くと「きっとまた行きたくなるよ」と言ってた意味も納得。
またぜひ!
 

>> 晴れる屋HP
>> 晴れる屋BLOG
 
 
2012/01/14

「縁」について考える

昨日表参道で呑んでいて、帰るのに原宿駅まで歩いていた時のこと、
表参道ヒルズの向かいの車道に人が転がっていた。

高校の時、友人が酒に酔って道路で寝ていて、
車に惹かれ亡くした記憶がよみがえる。

慌てて近づくとおばさんだった。
意外とキレイな身なりをしてるけど、
コートは片方の腕しか通ってなく、靴も脱げている。
声をかけると特に怪我をしている様子もなく
ベロンベロンに酔っ払っていた。

こんな所に寝てたら車に惹かれるよと
無理やり起こすが、全然動こうとしない。
「もう、酔っ払っちゃって、すみません、すみません」と
そんな事だけ言ってる。

「昔、そうやって友達が車にひかれたんだ」と話すと、
少しだけシャンとしてようやく立ち上がり、
なんとか歩道まで連れてった。

タクシーを止めて乗せようとしたが、
家はすぐ近所だからというので
タクシーは断って行ってもらった。

彼女は歩道の電柱に抱きついて
ゆらゆら揺れている。

「ちゃんと帰んなよ」と言って
その場を後にした。


こっちも酔っ払ってたのに
一瞬で目が覚めた。

いろいろ考えてしまった。

彼女はあのまま道路に寝てたら車に惹かれてしまったんだろうか?

それとも何事もなく勝手に起きて家にかえったんだろうか?

でももしかしたら連れてった歩道で転んで
ガードレールに頭をぶつけて死んじゃってるかもとか・・・。


もちろんもう彼女には会うことはないし、
これから付き合いが始まる訳ではない。

昨晩のことをちょっとでも憶えていてくれて
今度は他の誰かにそんな事をすることがあったら、
ちょっとうれしいな~なんて思ってみたり...。


少なくても自分の中では、
すごく気持ちのいい感情が残っていた。
こんなときこんな気持になるんだなとあらためて思った。

自分にとって大切なコトは何か
気が付かせてくれた瞬間でもあった。


あそこであんな事に出会うこと。
なんだろう?
よくわからないけど
いろいろな「縁」について考えた出来事でした。
 
 
2012/01/09

「復興ファンド」被災企業を応援するシステム

先日、NHKスペシャル「“震災失業”12万人の危機」という番組を見た。

震災によって職を奪われた人たちの現状を
石巻の仮設住宅に住んでいる方々へのアンケートを元に構成されている。
> 番組サイト

被災者のおかれた非常に厳しい雇用状況が伝えられていく。

実際の有効求人数の少なさ。
何十年も同じ仕事をしてきた人が、
選択肢が狭い中で、生活するため家族をささえるために
まったく違う職業を選ばなくてはならない難しさ。

一向に進まない状況が映しだされていく。


また事業再建のために借入を行うことによる
二重債務問題。

国が設立した産業復興機構により
借入期間を延長することにより
月々の返済を軽減する措置が取られているらしいが、
審査が厳しく岩手県では1000件の応募に対して
現在までに1件しか実現していないらしい。
形だけでまったく役に立たないシステムが報告されていた。


そんな中、民間で行われている
被災地の企業の復興を助ける新しい動きが紹介されていて
興味深かった。

それは「復興ファンド」と呼ばれ
被災地の企業が復興計画をネット上で公開。
それを見た人が、その企業のために
一口一万円から投資をしていく。

正確には、半分は寄付、半分を資金投資という形で
応援したい企業にお金が届くことになるらしい。

通常の義援金などと比べ、
使い道の用途が見えやすいのが特徴だ。

> セキュリテ被災地応援ファンド

この資金により再建していった
かまぼこ製造会社がレポートされていた。

被災地の復興・雇用回復に向け
とても有効な動きだと感じた。
個人的にも検討していきたい考えています。